公務員がお金を借りる方法とは？共済貸付と民間ローンを比較！

公務員は共済制度を利用できるため、お金を借りるときは共済貸付を利用するとお得に資金調達ができます。

ただし、共済貸付を利用するには手続きに時間がかかりすぐにお金を借りたいという人には向いていません。

共済組合の種類や利用前に知っておきたいポイントや、すぐにお金を借りたいときにはどうしたらいいのか紹介しますので、状況に合わせたお金の借入方法を参考にしてください。

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公務員がお金を借りる方法を紹介

公務員の人は共済組合に加入していますので、共済貸付の利用が可能です。

また、共済貸付以外でも銀行や消費者金融からもお金を借りやすい職業となっていますので、状況に合わせて幅広い商品が選択できます。

主に利用できるローンの種類として、次の5つがあげられます。

1. 共済組合の貸付制度
2. 銀行の各種ローン
3. 消費者金融カードローン
4. 労働金庫(ろうきん)のカードローン
5. 互助会の貸付

それぞれの金利や利用目的などを比較検討し、自分の生活に合った方法でお金を借りるようにしてください。

共済組合の貸付制度

共済組合は、組合員とその家族の生活を安定させるために設立された社会保険制度で、市町村の区分などによって次の8種類に分類されます。

公務員は共済組合の組合員になりますので、共済組合によっては公務員の福祉を目的とした貸付制度の利用が可能です。

共済組合の貸付制度は一般の金融機関よりも低い金利でお金を借りられ、毎月の利息の支払いを抑えることができます。

しかし、融資までの時間が比較的遅く、利用目的が明確でないと借りられないなど状況に応じて申し込みをする必要があります。

銀行の各種ローン

銀行からお金を借りるには、銀行が提供している個人向けのローンサービスを利用することになります。

個人向けのローンサービス6種類と主な用途を表でまとめました。

銀行は金利が低いことも特徴です。

公務員の人が住宅ローンを利用する場合は年1.0〜3.0％、金利情勢によって交渉次第では、1.0％を切る住宅ローンで借入ができる可能性があります。

なお、銀行は審査の時に申込者の健康状態や勤続年数、年収や現在の借入状況、完済時の年齢など、さまざまな観点からチェックをします。

消費者金融カードローン

一時的にお金を借りたい人やすぐにお金が必要な人は、消費者金融カードローンの利用がおすすめです。

審査が柔軟な点も特徴的であり、20歳以上で安定した定期収入と返済能力さえあれば審査通過する可能性があります。

審査のスピードは数分から数時間で、即日融資に対応しています。

使い道には制限がなく、ギャンブルや投資を除くさまざまな目的に使用可能です。

また、郵送物や在籍確認のために電話での連絡がないところが大半であり、家族や勤務先に借入の事実を知られる心配がありません。

ただし、金利が年3.0〜18.0%と共済組合や銀行ローンと比べて高いため、借入額は必要最小限にしてください。

労働金庫(ろうきん)のカードローン

銀行と同様に低金利のカードローンを提供している労働金庫もおすすめです。

労働金庫は労働組合と生活協同組合が運営している金融機関で、勤労者の生活を支えることを目的に、｢マイプラン｣と呼ばれるカードローンサービスを提供しています。

労働金庫は銀行同様に総量規制は適用されず、10〜500万円までの範囲で審査によって限度額が決まります。

金利は年3.875〜8.475%と低金利で、お得にカードローンを利用できるため、時間がある人にとってはおすすめの金融機関です。

借入から融資まで2週間以上かかり、審査通過後には来店する必要もあることに注意してください。

教職員なら互助会の貸付を利用できる

公務員でも教職員の人は、互助会の貸付制度を利用することも選択肢の一つです。

互助会の正式名称は｢冠婚葬祭互助会｣であり、毎月一定額の掛け金を積み立てることで、結婚式や葬式などの冠婚葬祭行事の費用を貯めておくことができます。

なお、葬儀の場合は、葬儀一式費用や飲食接待費などに充当可能です。

金利が約1.0%と総じて低い点や借入時に連帯保証人が不要な点、権利譲渡をして本人以外でも借りられる点などが特徴的です。

しかし互助会は民間企業で運営されているため、経営破綻や倒産のリスクがあります。

互助会を運営している民間企業の経営状態が悪くなった時は、急な出費が発生したとしてもお金を借りられない状況に陥ってしまいます。

公務員が利用できる共済組合の貸付制度はどんな制度？

公務員がお金を借りるときに利用可能な共済組合とはどのような制度か、共済組合が提供している貸付制度の種類や利用条件などを解説します。

貸付制度ごとに内容を解説しますので、共済組合でお金を借りることを検討されている人は参考にしてください。

共済組合の貸付制度の種類

共済組合の貸付の種類と主な使い道を、次の表でまとめました。

共済組合では、結婚や出産などの一時的に必要な資金が貸付対象です。

生活費や娯楽費といった慢性的に必要な資金を借りる場合は、消費者金融カードローンなどを利用する必要があります。

利用条件と借入可能金額

共済組合貸付の利用条件と借入額をまとめましたので参考にしてください。

利用条件や借入額は、本人の月給や共済組合への加入年数によって異なってきます。

たとえば、普通貸付や医療貸付は入社1年目でも利用可能ですが、住宅貸付を含む高額融資の貸付の場合は、働き始めて組合員の資格を取得したのち、1年以上経過していることが条件となっています。

共済組合の金利

共済組合の金利は貸付制度の種類によって異なりますが、平均1.0％前後と低く設定されています。

共済組合によって貸付制度も異なってくるため、一例として公立学校共済組合の金利を紹介します。

ほとんどの制度で金利が1.32%と固定されている点や、出産の場合は無利息になっているので、生活に負担をかけることなく利用できるのが特徴です。

公務員が共済組合を利用する前に知っておきたいポイント

いくら共済組合の貸付制度とはいえ、お金を借りるには審査があります。

審査に通過するポイントとして次の3つを押さえておきましょう。

• 共済組合の審査では信用情報が確認されない
• 給料月額の30%を超える借入があると審査に落ちやすい
• 組合員になったばかりだと審査に通りづらい

それぞれのポイントを解説しますので、一緒に見ていきましょう。

共済組合の審査では個人信用情報が確認されない

個人信用情報には個人の借入状況が登録されており、銀行や消費者金融のカードローンの審査では、過去の返済状況や現在の借入れ件数、金額など申込者の個人信用情報を確認してから融資の可否を判断します。

しかし、共済組合は個人信用情報を確認せず、過去に自己破産や任意整理などの金融事故の経験がある人でも審査に通過すれば利用できます。

給料月額の30%を超える借入があると審査に落ちやすい

共済組合への借入希望額と他の金融機関から借りている現在残高が、給料の30％を超える場合は審査に落ちる可能性が高いです。

すでに既存の借入れがある場合は、共済組合の借入希望額を少額にしたり、他社からの借入額を減らしたりしましょう。

なお、ほかの金融機関からの借入額は、申込時に提出する借入状況等申告書によって確認されます。

借入状況報告書に嘘の記載や、申告漏れがあった場合は一括返済を求められるなどペナルティがありますので、決して虚偽の申告をしないでください。

組合員になったばかりだと審査に通りづらい

組合員になってから日が浅い人は、これから継続して勤務していけるか判断できないため、信用がどうしても低くなり審査に通りにくくなります。

たとえば高額融資になる住宅貸付や在宅介護対応住宅貸付の場合は、1年以上組合に加入している人が貸付対象であり、1年未満の場合は申込もできません。

審査を確実に通過したいときは、組合に加入して1年以上経ってから貸付制度を利用してください。

公務員が職場にバレずに急ぎで借りたい場合は消費者金融がおすすめ

アコムやプロミスなどの消費者金融を利用すれば、職場の人にバレず必要なお金をすぐに借りられる可能性があります。

共済組合は所属長の許可が必要になりますが、消費者金融は職場の人にバレずに借入れできる可能性が高いです。

周囲に知られずにお金を借りられる可能性が高い理由は、消費者金融は電話連絡での在籍確認を最近はするところが少なくなったためです。

また、最短即日融資も可能であり、申込時間や込み具合によって30分〜1時間以内でお金を借りられる場合もあります。

また、カードレス契約を選択すると、借入から返済まで公式サイトやスマホアプリが利用できるため来店する必要もありません。

ただし、消費者金融は総量規制の範囲内でしかお金を貸すことができないほか、金利が年3.0〜18.0%と比較的高いため最低限の申込にしておきましょう。

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ほかの消費者金融も30日間無利息にしていますが、プロミスの大きな特徴はお金を借りたときから30日間無利息となることです。

一般的な無利息サービスは、契約後30日間となっており、すぐに利用しないときは無利息サービス期間が短くなってしまいます。

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24時間365日好きなタイミングで申し込み可能となっています。

まとめ

公務員は共済組合や民間カードローン、互助会などからお金を借りられます。

共済組合は低金利で借りられますが、借入希望額や組合員への加入年数などによって融資の可否が決まる点に注意が必要です。

また、銀行のローンを利用すれば高額の融資を受けられ、消費者金融カードローンでは最短数分から数時間でお金を借りられます。

利用用途によって借りる場所を適切に選んでください。

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