帰省やレジャー、旅行などで高速道路を利用する機会が再び増え始めてきましたね。
そんな中で高速道路で忘れ物や落とし物をしてしまったという経験はありませんか?
高速道路で忘れ物や落とし物をしてしまったときは、取りに戻るのが難しいですよね。
また、走行中に落とし物をしてしまったときには、取りに戻るのに危険がともなうのと同時に、後続車などに対する不安を抱く場合もあるでしょう。
この記事では、高速道路で忘れ物や落とし物をしたときにどのような対処方法を取れば良いのか、詳しく解説していきます。
高速道路での忘れ物は意外と多い
高速道路を利用するときに、食事や休憩、トイレなどのためにサービスエリアやパーキングエリアへ立ち寄る人が多いでしょう。
立ち寄ったサービスエリアやパーキングエリアで忘れ物や落とし物をしてしまうという人は意外と多く、忘れ物に関連する問い合わせも多くなっています。
2015年には、NEXCO西日本が忘れ物や落とし物に関する情報を発表しており、忘れ物や落とし物に関する問い合わせ件数が、年間およそ19,000件にもおよんだとのことです。
1日に換算するとおよそ50件もの問い合わせとなる忘れ物や落とし物には、どのようなものが多いのでしょうか。
また、忘れ物が多くなっている場所についても下記で紹介していきます。
高速道路の忘れ物で特に多いものランキング
高速道路での忘れ物や落とし物で特に多いものをランキング形式で紹介していきます。
1位 財布 2,832件
2位 携帯電話 2,619件
3位 衣類や履物 2,530件
※NEXCO西日本公式ホームページ内「ニュースリリース」より
これらの忘れ物は、お盆休みや夏休みの交通混雑期となる8月に最も多く、上記の3種類の忘れ物は全体の4割を占めているほど、多くなっています。
また、冬の時期では上着などの衣類や履物の忘れ物が多くなる傾向にあるので、忘れないよう注意してください。
高速道路で忘れ物が多い場所とは?
高速道路では特に、サービスエリアやパーキングエリアの「トイレ」「駐車場」「休憩所」「スナックコーナー」での忘れ物や落とし物が多くなっています。
上記の中でも特に「トイレ」での忘れ物は多く、先ほど紹介した上位3位の他にも、かばんやハンカチ、杖などの忘れ物も多いです。
忘れ物が多いこれらの場所には、注意喚起の張り紙もされていますので、上記の場所を利用したときには、持ち物の確認をしてから出るように心がけましょう。
高速道路で忘れ物をした場合の対処法
高速道路で忘れ物をしてしまった場合は取りに戻るのが難しく、気づくのが遅く遠方であった場合には、取りに戻れないこともあるでしょう。
下記では、高速道路で忘れ物をしてしまった場合にどのような対処方法を取るのが良いのかを、忘れ物をした場所別に紹介していきます。
どのように対処すれば良いのか分からない人は、ぜひ参考にしてみてください。
SAやPAで忘れ物をした場合
サービスエリアやパーキングエリアの中で忘れ物をしたことがあらかじめ分かっている場合は、そのサービスエリアやパーキングエリアに問い合わせをしましょう。
サービスエリアでは「エリア・コンシェルジュ」に、パーキングエリアでは「ショッピングコーナーなど」に問い合わせをしてください。
どのサービスエリアやパーキングエリアに忘れてきたか分からないときは、下記に記載する管轄している高速道路のお客様センターに問い合わせをしましょう。
「NEXCO東日本お客様センター」:0570-024-024 または 03-5308ー2424
「NEXCO中日本お客様センター」:0120-922-229 または 052ー223-0333
「NEXCO西日本お客様センター」:0120-924-863 または 06-6876ー9031
※各お客様センターは24時間、365日対応となっています。
忘れ物や落とし物がエリア内に保管されている場合、相談をすればなるべく意向に沿った対応をしてもらえるとのことです。
また、忘れ物や落とし物は一定期間を過ぎると、拾得地の警察署に届けられます。
警察署に届けられた場合、取りに行くのが難しければ、送料を負担する形で郵送してもらうことが可能です。
走行中に落とし物をした場合
高速道路を走行している最中に落とし物をしてしまった場合は、後続車などにも危険が及ぶ可能性がありますので、すぐに知らせるようにしましょう。
落とし物をしてしまったらすぐに路肩に停車させ、道路管制センターの非常電話で知らせるか、道路緊急ダイヤル(#9910)へ知らせます。
通報するときには、どこで何を落としてしまったのかを詳しく伝えるようにしてください。
高速道路では、100メートルおきに「100メートルポスト」が設置されています。
「100メートルポスト」には数字が表記されていますので、その数字を伝えるようにすると伝わりやすいです。
指示を受けたらその指示に従うようにし、絶対に自分で取りに行かないようにしましょう。
連絡を受け次第、道路管制センターの交通管理隊が落とし物を回収しに向かってくれますので、必ず知らせるようにしてください。
高速道路上で落とし物をした場合の注意点とは?
高速道路を走行中に落とし物をしてしまった場合は、焦ってしまいどのように対処すればいいのか分からなくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
高速道路上に落とし物をしてしまったときは、自分で取りに行くのはとても危険です。
下記では、高速道路上に落とし物をした場合はどのような注意をしなければならないのかを解説していきますので、参考にしてみてください。
本線上の落下物を拾いにいかない
本線上に落下した物は絶対に自分では拾いに行かないようにしてください。
高速道路では走行するスピードが速いので、車が途切れていたとしても後方から車が走行してくる可能性が非常に高く、大変危険です。
また、高速道路上では急停車することが難しいため、本線上に落としたものを車から降りて取りに行くような行為は絶対しないようにしましょう。
高速道路では、本線上の1キロメートルおきやトンネル内の200メートルおきなどに、非常電話が設置されています。
高速道路上で落とし物をしたときには、速やかに非常駐車帯や路肩に車を寄せ、非常電話で落とし物をした旨を知らせましょう。
非常電話での連絡以外にも、「#9910」の道路緊急ダイヤルで知らせることもできるので、必ず連絡してください。
落とし物で後続車が傷付いた場合は落とし主の責任になる
落とし物が原因で、後続車が傷ついた場合や第3者に損害を与えてしまった場合は、落とし主の責任となり、損害賠償を負わなければなりません。
損害賠償のみならず、道路交通法などの違反にもなってしまうので、法律によって罰せられることにもなります。
また、落とし物をしたにも関わらず知らせずに放置し、その落とし物が原因で交通事故等が発生した場合も、罰則の対象になりますので注意しましょう。
財布を忘れてしまったときの高速料金はどうする?
ETCを利用している人も多いと思いますが、中には現金やクレジットカードで支払いをする人もいますよね。
現金やクレジットカードで支払いをする人が、高速道路に乗った後に財布を忘れたことに気づいたときは、所定の手続きをすれば後払いが可能です。
また、ETCカードを挿し忘れたままゲートをくぐってしまったり、間違えてレーンに入ってしまったりしたことによって適正な料金が支払われないこともあります。
これらの場合の対処方法について、下記で詳しく解説していきます。
料金所の係員に伝える
財布を忘れたり、ETCカードを挿し忘れたり、間違ったレーンを通過したりなどした場合、入口もしくは出口の料金所にいる係員にその旨を伝えます。
伝えると、料金所のスタッフが料金所脇の事務所に誘導してくれますので、指示に従いましょう。
その場で支払いができるときは支払いをしますが、財布を忘れて支払いができないときは、その場で後払いをするための手続きをします。
手続きは、高速道路を利用した車両のナンバーや運転免許証などの本人確認を行い、必要書類に記載をするだけでOKです。
焦ってしまい、料金を支払わずに通過してしまった場合や、ETCカードで正しく支払いが行われなかったなどの場合は、管轄の道路会社に連絡をしましょう。
電話のほか、インターネットからも精算に関する問い合わせができますので、すぐに連絡をしてください。
連絡を入れずに放置していると不正通行となり、監視カメラの画像などから特定され、割増料金を含んだ金額で請求されることになります。
また、繰り返し不正通行をしていると、罰金が課せられる可能性もありますので、注意しましょう。
後から現金書留で送る必要がある
後払いの手続き後は、10日以内に支払いをしましょう。
10日を超えてしまうと、不正通行とみなされ割増金も含めた通行料金を請求されることになりますので、早急に支払いを済ませるようにしてください。
支払いをする際は、現金書留で料金所に送るか、支社や所定の事務所に送る必要があります。
高速道路で財布を落としてお金がない人はプロミスで一時的に借りるのもアリ
帰省先やレジャー先、旅行先に向かう途中の高速道路で財布を落としたり、忘れたりしてお金がない方は、「プロミス」で一時的にお金を借りるという方法もあります。
「プロミス」では、アプリを使って申込みから借入れまで完結するサービスがあり、カードレスで利用可能です。
またWebやアプリでは原則24時間いつでも申込みが可能で、返済日や借入れ額などの情報もアプリで確認できますので、安心して利用ができます。
18歳から74歳まで申込みができ、年率4.5%から17.8%で借入れが可能です。
申込みから借入れまでの流れは下記のようになっており、最短3分で審査回答、即日借入れができます。
- 申込み
本人確認書類が必要です。
50万円以上借入れるときや19歳以下の人は収入証明書類も必要になります。
- 審査・契約
- 借入れ
インターネット振込・スマホATM・コンビニの提携ATM・プロミスATMで借入れできます。
まとめ
高速道路で忘れ物や落とし物をすると焦ってしまうことも多いと思いますが、取りに戻るのが難しいときは、気づいた時点で忘れた場所に連絡を入れるようにしましょう。
本線上に落とし物をしてしまったときは、自分では絶対に取りに行かないようにし、緊急ダイヤルに知らせるようにしてください。
財布を忘れてしまったり、落としてしまったりして手持ちがないけれど、お金が必要というときには、希望金額を少額から借入れできる「プロミス」がおすすめです。
高速道路を利用するときは、自宅を出発する時やサービスエリア・パーキングエリアを出発する時に持ち物の確認をするようにしましょう。
走行中には、落とし物をしないように細心の注意を払い、荷物などを落とさないようにしっかりと固定しておくようにしてください。